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麺品質向上講座
製麺用水の話
 
うどんの製法で『多加水の麺ほど美味しい』とよく言われます。では、なぜそのように言われるのでしょう。
 一つには、充分に加水を施すことで、小麦粉中の蛋白質が充分に吸水し、グルテンとして成長を始めるということがあげられます。
 
充分なグルテンの発達がないと、生地を鍛えるにも肝心なグルテンの準備が不充分な為に、良い生地にはなりません。従って一定以上の加水を施さねばならず、更にある程度の加水の多い方が製麺時に圧延が容易、つまりグルテンが容易に展開することとなります。
 手打ちうどんの極意としてグルテンを鍛えて立体的な組織とし、更に麺棒、ロール装置等で縦横と延ばし、このグルテン組織を上手に延ばしていく事が理想とされていますが、先ず第一歩として、この加水を充分に施すことが大事となるわけです。
 
ところが、この水は麺類製造に於いては大変重要な役割を果たし、その仕上がり時点(茹で上がり時点)では重量の65%〜70%を占めます。この様な麺重量の大半を占める水は充分に吟味する必要があります。
 
近頃、各種の浄水設備が販売されています。例えばアルカリイオン製水器を使用して製麺を実施し、製麺比較テストを実施してきましたが、現在の時点では最も製麺に適した水は軟水と考えます。
 
軟水というのは、水の中に含まれる金属イオンを除去したものです。一般的に飲み水としては金属イオンを含んだミネラルウォーター(硬水)が美味しいと言われていますが、麺に対する適正とは別のようです。
 
硬水に含まれる金属イオンは小麦粉中の蛋白質と反応し、硬く粘性の乏しい伸展性が低いグルテンとなってしまいます。また、親水性も悪くなるので水和が働かず、すなわち吸水性も悪くなります。
 
軟水機で硬度成分を除去する事により、初めてグルテン本来の粘りを発生させ、良好な生地造りの下地が出来上がる訳です。
 この他、軟水は茹で水としても適しており、硬水と比較して茹で時間の短縮、歩留まりの上昇、肌荒れ低減等の効果があります。
 また、ダシを取る水としても注出力があり良いダシが取れますし、ご飯を炊く水としても良く、美味しいご飯が炊けるようです。
 
 
ただし、日本各地の水質にはかなりの差があり、もともと硬度が低く(軟水に近く)軟水機を導入しても大差が見られない地域や、かなり硬度が高く、ぜひ軟水機を使用したい地域など様々です。
 
大和製作所では無料で硬度チェックを致しております。ぜひ一度、硬度のチェックをお勧め致します。
 洗浄したビン当に100cc程の水を詰めてお送り頂けましたら簡単に硬度のチェックが出来ますので、お気軽にお申し付け下さい。
 
 
 
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