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はじめに
これまでの記事では、麺ビジネスの大成功 #1/2をお話いたしました。
自分自身の「得意なこと」、「好きなこと」、「強み」、「性格」がわかった上で、次は自分自身の強みと麺ビジネスの組み合わせと、麺ビジネスの強みと弱みについて理解しましょう。
自分の強みの組み合わせ
次に上記2で見つけた、自分の強みと麺ビジネスの強みを組み合わせてみましょう。
まず初めに、参考的な事例を紹介します。
大和ラーメン学校の卒業生に元吉本興業のお笑い芸人で、現在はタイのバンコクで人気ラーメン店シェフの井上さんという方がいます。
彼は最近、Bangkokで活躍している日本人シェフとして、2つ星の寿司のシェフ、1つ星の寿司シェフと一緒に雑誌に取りあげられました。
1人、1人のために料理を作るエンターテイナーメントレストランで、世界で一番、料理の遅いシェフと呼ばれています。
開店して1.5年ですが、Bangkokでは有名人になっています。
彼のエンターテインメント性と、料理の技術が組み合わさった時、ビジネスが大成功したのでしょう。
私ロッキー藤井の事例もお話ししましょう。
まずは、自分自身の履歴書を書き、自分の強みを徹底的に理解しました。
例えば、私の場合は、幼少のころから、物作りが得意で、小学校時代から模型飛行機作りに熱中し、学校も高松工業高等専門学校に入学しました。
飛行機が好きだったので、川崎重工航空機事業部に入社し、合計6年間、飛行機と造船の設計に携わりました。
川崎重工をリタイアー後、機械設計業を始め、徐々に製麺機のメーカーになりました。
従って、私の好きな道、好きな仕事に取り組んできました。
機械の開発は、勘の世界ではなく、すべてが数値、すなわち、デジタルなので、麺学校を始めたときは、デジタルクッキングを始めました。
その結果、無添加、無化調で、美味しい麺、スープ、料理を簡単にマスター出来る方法を開発し、それを現在のe-learningに活かして、今後のDX時代に活かせる仕組みを作りました。
私の人生を振り返ってみると、一貫して、物作りの延長線上の人生だということが分かります。
麺ビジネスの理解
麺ビジネスの強み、弱みの徹底的な理解になります。
麺ビジネスの強みと弱みは何だと思いますか。
まず弱みから説明します。
弱み
夜が弱い店、一時しかお客様が来ない店が多い
昼は強いが、夜が弱い店が多く、昼の一時しかお客様が来ない店が多い。
お客さまの飲食動機が昼と夜で異なることを理解しないといけません。
麺ビジネスも単なる空腹を満たすだけでは、昼のランチタイムしか集客ができません。
客単価が比較的に低い
サラリーマンをターゲットにすると、客単価が下がります。
健康的でない麺専門店が多い
さぬきうどんの本場の香川県は日本一、野菜を食べない県で、糖尿病患者が多いと言われています。
また、炭水化物の塊の店が多かったり、麺を減らし、出汁を食べさせたりする店も多いです。
天ぷら等の油脂が多いメニューも原因です。
満足度が低い店が多い
原材料比率が低すぎて、お客さまの満足度が低い店が多く、昔からの慣習で、原材料比率が30%をはるかに切っている店が多いです。
効率の悪い店が多い
店内飲食と出前を同時に行い、効率の悪い店が多く、昔と異なり、人件費が高騰していることが原因です。
高いレベルの経営に達していない店が多い
生業店が多く、高いレベルの経営に達していない店が多く、麺専門店でも経営を理解していないと、儲からない、成功しない時代になりました。
強み
不況に強い
昔から食べ続けられているので、安定しています。
外食産業全体の市場が縮小する中、麺市場規模は需要も安定しています。
さらに、うどん蕎麦市場は進化が止まっている市場とも言われており、麺市場は寡占化されていないうえ、健康志向で高齢化社会に適しています。
運営がシンプル
外食未経験の法人、個人でも、トレーニング次第ではシッカリとした運営が行なえます。
麺だけに集中することでオペレーションがシンプルになり、短期トレーニングでも アルバイト、パートに店舗運営を担って貰えます。
粗利が高い、収益性が高い
粉ものを中心としたメニュー構成で商品を提供することで、原価率を抑えられ、粗利の高い事業を展開可能です。
自家製麺であれば、小麦粉の価格はコメの半分程度で、主食の中では、小麦粉が1番熱量当たりのコストが低いです。
事業の柔軟性が高い
さまざまな店舗スタイル、業態を展開できます。
セルフうどん、立ち食いそば、うどんそば居酒屋、カフェでうどん等、席数、店舗サイズもさまざまな形で運営可能です。
従って、運営スタッフの人数も自由に調整できます。
リピート率、回転率が高い
比較的安価、気軽で、誰にでも親しみのある麺類は、毎日食べて貰える商品、高品質な商品を安定して提供することで、高リピート率を実現できます。
広告などに頼らなくても良く、工夫すれば店舗の回転率もかなり高めることができます。
軽い食事でランチに向いて、早く食べることができます。
健康志向の商品を作り易い
動物性の材料を使わなくても商品を完成することが出来るので、健康志向のメニューを作り易いです。
天然素材、化学調味料無添加の出汁、つゆにこだわれば、多くの消費者の共感を得られると同時に、単価設定も高くできます。
ちなみに、出汁には多くのミネラルの栄養分が含まれています。
食べ易い
麺類食は咀嚼が楽で、高齢者向きであるところが特徴です。
これは、下記項目に繋がります。
先進国は高齢化が進んでくる
少子高齢化が進む、日本を始め、世界中の先進国は高齢化が進んでくる。
日本に限らず、少子高齢化がどんどん進んでいます。
少子高齢化は、外食産業だけではなく、あらゆる産業に大きな影響を及ぼしています。
自動車産業では、国内販売がピークのバブルピークの20年数前と比較すると、7割を割り込んでいます。
人口に占める若い人口が減少すると、自動車に乗らない人が増加します。
外食産業全体の市場規模では、ピークの16年前の29兆円余りと比較すると、8割程度の24兆円で、自動車産業と比較すると、落ち込みは小さいです。
少子高齢化、人口減のマーケットで成功している1つ目の成功事例は、函館の「ラッキー・ピエロ」様です。
函館の人口も減少の一途で、高齢者が増加していますが、ハンバーガーがメインである「ラッキー・ピエロ」は、人口28万人の函館の街の狭い地域で、16店舗も集中出店しています。
少子高齢化に対応している素晴らしい経営ポリシーで、「55歳以上の元気なおばちゃん大募集!」で
中高年の女性を強力な戦力として最大限、活用しているそうです。
当然、お客様自体も、函館なので中高年齢者が多い様子です。
ラッキーピエロのように、麺ビジネスはお客さまが高齢者だけでなく、働く人も比較的年齢が高くても問題のないビジネスです。
2つ目の事例は、茨城県のそばうどんが中心のファミリー「坂東太郎」様です。
「人間大好き、親孝行」をコンセプトに、大型店、合計70店舗余りを集中出店されています。
茨城県は関東圏でも比較的、田舎で、お年寄りが多く、お年寄りが抱えている、孤独、寂しいという問題を解決しています。
坂東太郎全店では、店長の他に女将を配置し、お出迎えとお見送りをされています。
「人間大好き、親孝行」のコンセプトで、店内では、お年寄りを大切にしています。
お年寄りはお金を持っているので、子供たち、孫たちを連れ、自分がスポンサーになり、来店しています。
お年寄りは孫たちと楽しい時間を過ごせ、自分の抱えている問題解決につながっています。
高齢化が進めば進むほど、麺ビジネスの可能性は高まります。
上記で説明した通り、麺類食は咀嚼が楽で、高齢者向きです。
先進国では、高齢化が進み、咀嚼能力が落ちている老人が増加しています。
従って、食べやすい麺類はこれからの世界では、非常に可能性のある食品とされています。
最後に
最後に麺ビジネスの勝敗を決定するのは、商品力の高さになります。
大和製作所では、以前から麺学校を開催したり、e-learning、e-book、各地のドリームスタジオでの体験等々を通じ、麺ビジネスを志す人たちへのさまざまなご指導をしてきました。
一番に訴えていたのは、商品力の高さで、食べログで言えば、最低3.5以上の確保は必須です。
どんなビジネスにおいても、商品力の高さは絶対です。
そして、今回、商品力の高さと人手不足の両方を一驚に満足させるために、関連会社「讃匠」のプロ中のプロのレベルの業務用うどん、出汁を準備し、あなたの持つ最大の強みと組み合わせることで、誰でも簡単にうどん店ビジネスをスタート出来る仕組みを構築しました。
関連会社「讃匠」で作っている業務用うどんは、うどんの持つ強みを最大限に引き出した、どこにもないレベルの高い業務用うどんです。
このどこにもない高いレベルの麺とあなただけが持つ、あなたしかない強みを組み合わせることで、どこにもない、面白い麺ビジネスを始めることが出来るようになります。
過去、たくさんの成功事例を持っておりますので、いつでも、気軽に始めることが出来ます。
今日も最高のパワーで、スーパー・ポジテイブなロッキーです。