この記事は2024年7月1日のロッキー藤井の情熱メルマガで配信された内容を一部修正して公開しています。
AI技術を活用して、顧客を分析、自動化・強化する

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はじめに

これまでの記事では、AI時代の麺ビジネスの正しい始め方 #1/3をお話いたしました。

自分の好きで、得意な分野に特化、好きで得意なことをAIを使ってさらに高めていきませんか。

AI時代の麺ビジネスの選択肢は、無限にある

AIは、世界中のさまざまな情報の宝庫になっています。 

そしてその情報は、日々、大変な速度で加速しています。 

今朝、6月30日の朝のTV番組にソフトバンクの孫さんが出演し、これからのAIの世界は4年で1千倍の速度で加速すると話していました。 

4年ごとに1千倍ですから、8年後には100万倍、12年後には10億倍なのです。 

このスピード感は、頭では理解できない速度です。 

当然、麺ビジネスにAIを活用するのと、しないのでは莫大な差が出てくることは間違いないのです。 

これだけ加速すると言うことは、現在ではコストが高くて出来ないことでも、近い未来には、少しの金額で可能になるということです。 

少し前には、われわれ1人ひとりが携帯電話を持つことは、コストの上で不可能と思われていました。 

TV電話も、コスト的に当分は、不可能と思われていました。 

ところが過去において、こんなものがあれば良いなと思っていたことが、瞬く間に可能になっているのです。 

そして、その速度が加速しているのです。 

従って、AI時代にあなたがやらなければいけないことは、上記④革新的発想思考なのです。 

要するに、今すぐには無理かも分からないが、こんなものがあれば、多くのお客さまに喜んで貰えるのにと思えるテーマを探し続けることなのです。 

以下に、AIによる麺ビジネスの可能性について考察してみます。 

以下のように、AI技術の発展は、麺ビジネスにも様々な可能性をもたらしています。

個人の嗜好に合わせた麺を提供する

顧客の過去の注文履歴や好みなどを分析し、個々の顧客に最適な麺を提供することができます。 

例えば、顧客の健康状態やアレルギー情報に基づいて、栄養バランスの取れた麺を提案したり、過去の注文履歴から顧客が好む味の組み合わせを分析して、新しいメニューを開発したりすることができます。 

調理工程を自動化する

麺の生地作りから調理まで、AIを活用して自動化することができます。 

これにより、人件費の削減や調理時間の短縮が可能になり、安定した品質の麺を提供することができます。 

例えば、AI搭載の製麺機を使用すれば、顧客の好みに合わせて麺の太さやコシを調整したり、季節や天候に合わせて麺の水分量を調整したりすることができます。 

オンライン販売を強化する

 AIチャットボットや音声認識技術を活用して、オンラインでの注文や決済をスムーズに行うことができます。 

また、顧客の購買データを分析することで、効果的なマーケティング施策を実行することができます。 

デリバリーサービスを充実させる

AIを活用した配送管理システムを使用すれば、効率的な配送ルートを計算したり、配送状況を顧客にリアルタイムで通知したりすることができます。 

また、自動運転技術を活用したデリバリーロボットを導入すれば、人件費を削減しながら、24時間365日のデリバリーサービスを提供することができます。 

店舗運営を効率化する

AIを活用した顧客管理システムを使用すれば、顧客の来店履歴や注文履歴を分析し、効果的な販促施策を実行することができます。 

また、AI搭載のPOSレジを使用すれば、会計処理を自動化したり、顧客の購買データを分析したりすることができます。 

新しい麺料理を開発する

AIを活用して、新しい麺のレシピや調理方法を開発することができます。 

例えば、AIが顧客の好みや栄養バランスを考慮して、最適な麺のレシピを提案したり、AIが過去の調理データを分析して、より美味しく、ヘルシーな麺料理を開発したりすることができます。 

顧客とのコミュニケーションを強化する

AIチャットボットや音声認識技術を活用して、顧客とのコミュニケーションを強化することができます。 

例えば、顧客からの質問にAIが自動的に回答したり、顧客の意見や要望を収集して商品やサービスの改善に活かしたりすることができます。

食育や健康増進に貢献する

AIを活用して、麺に関する食育や健康増進の情報を提供することができます。 

例えば、AIが顧客の健康状態や食生活に基づいて、適切な麺の食べ方を提案したり、AIが麺に関する栄養情報や健康効果をわかりやすく説明したりすることができます。 

これらの選択肢はほんの一例であり、AI技術の発展とともに、麺ビジネスの可能性は無限に広がっていくと考えられます。 

AIを活用した麺ビジネスを成功させるためには、以下の点に注意することが重要です。 

AIだけに振り回されずに、人間にしか出来ない分野にウエイトを置き、その上で、AIでの情報を加味する。 

顧客ニーズをしっかりと把握する: AI技術を活用して、顧客のニーズをしっかりと把握することが重要です。 

この分野もAIだけに頼るのではなく、現実のお客さまをシッカリ向き合うことが大切です。 

顧客の好みや要望を分析し、それに応じた商品やサービスを提供する必要があります。 

AI技術を適切に活用する: AI技術は万能ではありません。 

AI技術を適切に活用し、人間の知恵と経験を組み合わせることが重要です。 

倫理的な問題に配慮する: AI技術を活用する際には、倫理的な問題にも配慮する必要があります。 

例えば、顧客のプライバシー保護や、AI技術による偏見や差別が発生しないように注意する必要があります。 

AI時代を生き抜くためには、AI技術を活用して、常に新しいアイデアを生み出し、顧客に新たな価値を提供することが重要です。

新しい時代に最適な麺ビジネスのビジネスモデルを掘り当てる

マーケットリサーチ

AI時代に求められる麺飲食ビジネスにはどのような特徴があるのかを調査し、需要や競合状況を分析します。 

技術の導入を検討する 

AI技術を活用して効率的な生産やサービスを実現するために、適切な技術の導入を検討しましょう。

オンラインプレゼンスを強化する

AI時代にはオンラインでの存在が非常に重要です。 

ウェブサイトやSNSを活用して、顧客とのコミュニケーションを強化しましょう。 

カスタマーエクスペリエンスを重視する

AI時代には顧客の満足度がより重要となります。 

丁寧な接客やサービスを提供し、顧客に最高の体験を提供しましょう。 

持続可能性を考える 

環境や社会への影響を考慮した麺飲食ビジネスを展開することが求められます。 

リサイクルや省エネなど、持続可能な取り組みを行いましょう。 

これらのステップを踏みながら、AI時代に相応しい麺飲食ビジネスの立ち上げを行っていくことが重要です。

AIで、世界中の成功事例を調査する

AI技術は、麺ビジネスにおいて様々な可能性を秘めており、近年、その活用事例が続々と増えています。 

以下、AIを活用して成功を収めた麺ビジネスの例を、具体的な取り組み内容や効果とともに詳しくご紹介します。 

個人の嗜好に合わせた麺を提供した店

取り組み内容

a)顧客の過去の注文履歴、来店頻度、季節、時間帯などを分析し、個々の顧客に最適な麺を提案するAIシステムを導入。 

顧客の好みや体調に合わせて、麺の太さ、コシ、スープの塩分濃度などを調整できるAI搭載製麺機を使用。 

顧客からの注文内容やアンケート結果を分析し、新しいメニューを開発。

b) 顧客の好みや体調を入力することで、最適なうどんを提案するAIシステムを導入。 

AI搭載製麺機を使用し、顧客の好みに合わせて麺の太さ、コシ、出汁の種類などを調整。 

顧客からの注文内容やアンケート結果を分析し、季節限定メニューや地域限定メニューを開発。 

効果

a)顧客満足度向上:

顧客一人ひとりに合わせた麺を提供することで、顧客満足度が大幅に向上。 

リピーター率増加:

顧客の好みを把握することで、顧客との良好な関係を築き、リピーター率を増加。 

顧客ニーズに合致した商品を提供することで、売上を増加。 

b)顧客満足度向上: 

顧客一人ひとりに合わせたうどんを提供することで、顧客満足度が大幅に向上。 

AIシステムを活用したユニークなサービスが話題となり、新規顧客を獲得。 

顧客ニーズに合致した商品を提供することで、売上を増加。 

調理工程を自動化する

取り組み内容

a)麺の生地作りから調理までを自動化するAI搭載製麺機を導入。 

AIが麺の状態を監視し、最適なタイミングで茹で上げ。 

調理スタッフは、接客や盛り付けに集中できる。 

b)うどんの盛り付けを自動化するAI搭載ロボットアームを導入。 

AIがうどんの量や形を認識し、正確に盛り付ける。 

調理スタッフは、うどん作りに集中できる。

効果

a)人件費削減:調理工程を自動化することで、人件費を削減。 

提供時間の短縮:AIが最適な調理時間を計算することで、提供時間を短縮。 

麺の品質安定:AIが常に一定の品質の麺を提供。 

事例2:うどん店「Udon Mugizo(うどん むぎぞ)」 

b)人件費削減:盛り付け工程を自動化することで、人件費を削減。 

提供時間の短縮:AIが高速で盛り付けを行うことで、提供時間を短縮。 

盛り付けの均一化:AIが常に一定の量と形のうどんを提供。 

オンライン販売を強化する

取り組み内容

a)顧客がスマートフォンで簡単に注文できるAIチャットボットを導入。 

顧客の注文履歴や好みを分析し、おすすめ商品を提案。 

オンライン決済システムを導入し、スムーズな決済を実現。 

効果

a) AIチャットボットを活用することで、オンライン注文数を大幅に増加。 

おすすめ商品提案機能により、顧客単価を増加。 

スムーズな注文・決済システムにより、顧客満足度を向上。

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藤井 薫(ロッキー藤井)

株式会社大和製作所、株式会社讃匠 代表取締役。
令和5年 秋の叙勲にて「旭日単光章」受章。

1948年5月、香川県坂出市生まれ。国立高松工業高等専門学校機械工学科卒業。川崎重工株式会社に入社し、航空機事業部機体設計課に配属。その後、独立し、1975年に大和製作所を創業。

過去48年以上にわたり、麺ビジネスを一筋に研究し麺ビジネスの最前線で繁盛店を指導。麺専門店の繁盛法則について全国各地で公演を行う。小型製麺機はベストセラーとなり、業界トップシェアを誇る。
「麺店の影の指南役」「行列の仕掛け人」として「カンブリア宮殿」「ありえへん∞世界」「スーパーJチャンネル」等、人気TV番組に出演するほか、メディアにも多数取り上げられる。
また、2000年4月にうどん学校、2004年1月にラーメン学校とそば学校を開校し、校長に就任。

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