この記事は2024年6月3日のロッキー藤井の情熱メルマガで配信された内容を一部修正して公開しています。
仕入れ麺では得られない?事例から学ぶ、人材育成に自家製麺が最適な理由

目次

はじめに

ビジネスの世界での大成功を目指しているあなたにお聞きします。

ビジネスが大成功するための究極の本質は何でしょうか?

この質問に対する回答は無限にあることを私も理解しています。簡単に答えることができないテーマですが、もし、最短で回答するとすれば、私、ロッキー藤井は次のように回答します。

ビジネス大成功の究極の本質はリスクを冒すことです。

普段、われわれは「リスクを冒すことが悪いこと」であると教えられてきました。世間一般的には、出来るだけリスクを冒さず、安全な道を勧めています。

しかし、考えてみて下さい。われわれ人類の歴史は、太古の昔にアフリカを脱出したわれわれの先祖から始まったのです。もし、20万年前の先祖がリスクを冒して、アフリカを脱出していなかったら、今の我々はないのです。

その後も、ある先祖はユーラシア大陸を東へ、東へと、更に北米に渡り、更に南下して南米まで到着したのです。

そして、現在、アフリカで誕生した人類の祖先は世界中に生き渡っただけでなく、これだけ文明を発達させて、豊かな生活が出来るような革命を起こし続けているのです。これも全て、大きなリスクを冒して、後世に大きな財産を残してくれた祖先の存在のお陰なのです。

同じように、現代に生きる我々もリスクを負い、新たな道を切り開いているのです。最も分かり易い事例は、テスラのイーロン・マスクです。彼ほど、現在の世界でリスクを冒し続けている人間はいないのではないでしょうか。テスラほどではないにしろ、トヨタ始め、日本の自動車メーカーが世界中で大成功しているのは、いずれもリスクから逃げないで、大きくリスクを取ったからに他ならないのです。

所詮、この世には、生きていくだけでも、さまざまなリスクが存在します。そのリスクをゼロにして生きていく事はできません。さらにビジネスを進めるとなれば、そのリスクの大きさは比較になりません。

リスクを冒して利益を得るのが経済活動の本質であるなら、それが人生の本質だと言ってもいいのかもしれません。リスクを冒すことは悪いことではなく、人類にとって必須なことなのです。

そして今日は、麺ビジネスを志すあなたにとって、とても興味深いテーマを掘り下げていきます。麺ビジネスを始める場合、麺の調達は必須です。自分で作るか、仕入れるかの2つの選択肢が常に存在します。

要するに、自家製麺と仕入麺の選択肢があり、この2つの違いです。自家製麺の本質から、どうして自家製麺の方が成功しやすいのかを徹底的にご説明いたしましょう。

その前に、最近の麺ビジネスの事例で、リスクを取って実演自家製麺で大成功したのは、丸亀製麺です。

1. 自家製麺と仕入れ麺

自家製麺と仕入れ麺、どちらを選ぶべきかについて、それぞれの違いを詳しく解説をおこないます。

さらに、今回は一般的な違いだけでなく、より深い真実についても話しています。なお、仕入麺と自家製麺の本質については、自家製麺と仕入れ麺の本質に詳細に書いています。

一般的にいわれている仕入れ麺と自家製麺の違いは下記のとおりです。

① 仕入れ麺のメリットとデメリット

仕入れ麺は、初期投資が少なく、製麺スペース専門知識が不要な点がメリットです。

ですが、一般的な仕入麺には、品質の不安定さや、防腐剤の使用、差別化要素である独自性の欠如などデメリットも存在しています。

さらに、製麺所の数の減少により、質の高い仕入れ麺を見つけることも難しくなっています。

仕入麺のメリット

・初期投資の投資金額が不要
・自分で自家製麺するより、簡単で、労力が不要
・製麺機の設置場所が不要(製麺スペース不要)

一般的な仕入麺のデメリット

・表面上のコストが高い
・製麺業からの仕入麺は、品質が良くない場合が多い
・製麺業からの仕入麺は、防腐剤が入っていることがほとんど
・製麺業からの仕入麺は、品質が安定しないことが多い
・製麺業からの仕入麺は、自分の欲しい独特な麺を作ってくれないことが多い
(期間の短いスポット注文を受けてもらえるところが少ない)
・麺を仕入れて保管する保管場所が必要、冷凍麺であれば、冷凍庫が必要

②自家製麺のメリットとデメリット

一方で自家製麺は、正確に製麺を行なえば、麺質の安定性コスト削減が大きな利点です。

オリジナルの麺を作ることで差別化を図る事ができ、季節限定メニューの展開も可能になります。

ただし、初期費用が大きく、製麺技術の習得には、時間と労力が必要になってきます。

製麺機による自家製麺のメリット

・当社の指導により短期間で、美味しい麺作りをマスター出来る
・正確に製麺を行なえば、麺質が安定しやすい
・コストが非常に安い、往々にして、仕入麺の半分、半分以下で出来る
・オリジナルの小麦粉、オリジナルの製法で、他店にない、独特な麺を作ることが出来る
・自家製麺することで、麺のノウハウが深まり、より高品質でオリジナルな麺を低いコストで作ることが出来る
・他店との差別化がし易い
・スタッフが成長し、自店の商品に自信を持てる
・季節限定、イベント時限定等のスポットメニュー用の麺もスープに合わせた・麺を作ることができる

自家製麺のデメリット

・初期投資の金額が大きい
・設置場所を取る
・使い方を覚えたり、慣れるのに、時間がかかる
・人件費がかかる(製麺作業する人員)

以上よりも明確な通り、自家製麺と仕入れ麺のどちらに大きなリスクがあるかというのは明白です。高価な製麺機を購入して、麺ビジネスを興すのと、できるだけリスクを取らないで、ビジネスを興すのでは、ビジネスに対する心構えが違ってきます。

リスクをシッカリ取ると、簡単に逃げることができないのです。例えば、麺学校の経営講義では、私は若い人が起業する場合に、結婚してからの起業をお勧めしています。

それは、結婚して家族がいるのと、独身の場合では、負う責任の大きさが異なるのです。負う責任が大きければ大きいほど、どんなに苦しい時もギブアップできにくいのです。

リスクを取ることと、責任の重さは失敗しないための重要なテーマです。

一般的に言われていることは以上ですが、私は最近、以上の項目にはない、もっと重要で深い事実に気づいたのです。

自家製麺と仕入れ麺の本当の違いをご紹介しましょう。

製麺機は人類の進化の結果、生まれた優れたテクノロジーの産物です。テクノロジーとは、人間の機能の拡張そして、人間への教育に繋がっています。

2.麺ビジネスの本質は麺、スープ、トッピング等のバランスの取れた品質で勝負

麺ビジネスの本質を理解するためには、まず「どんなお客さまが来店するのか(Know Who)」、「そのお客さまは何を求めて来店されるのか(Know Why)」をしっかり把握することが大切です。

そのうえで、どんな競争相手にも負けない高品質を提供することが絶対に必要です。

当社は、創業当初より麺の品質の研究を続けており、学術的な研究を深めて来ています。そして、麺だけでなく、関連する出汁、スープ、トッピングの品質、更に美味しいだけでなく、健康に良いこともテーマで研究を続けています。

例えば、当社の麺学校では、無添加、無化調でデジタルクッキングを使い、無化調が非常に難しいラーメンでも、20年間無化調、無添加で指導しています。また、麺の本質は食感の違いであり、製麺機の本質は食感創造マシンあります。うどんを例として取り上げてみましょう。

まず、うどんは小麦粉の芸術作品なのです。何の変哲もない、無味無臭の単純な小麦粉と単純なわずかな材料だけで作られた不思議な食べ物が、材料からは、想像もできないような、こんなに豊かな食感を創り出すのです。

材料は非常に単純ですが、その分、製法は非常に複雑で、以前は手打の手法が当たりまえだったのでが、現在はその役目を担うのは製麺機で、製麺機の品質と使い方の技法によって、うどんの品質、即ち食感作られるのです。

うどんの食感の構成要素とは?

独特なうどんの食感は、次の要素によって生み出されます。

  1. 材料

    • 小麦粉、塩、酢、水の組み合わせが基本です。
  2. 製法の工程
    製法の各工程によって、食感が大きく変わります。

    • 煉り工程
    • 第一熟成工程
    • 鍛え工程
    • 第二熟成工程
    • 圧延カット工程
    • 茹で工程
  3. 麺のサイズ
    麺の幅や厚さの組み合わせによって、さまざまなうどんが作られます。

    • 幅広い「きしめん」のようなうどん
    • 細く「イカ刺し」のようなうどん
    • 太くモチモチ感があり、「鍋」や「カレーうどん」に合ううどん
  4. 調理方法
    調理の仕方によっても、異なる食感が生まれます。

    • 釜揚げうどん:茹でたままのうどん
    • かけうどん:茹でて水洗いし、さらに湯煎したうどん
    • ぶっかけ・ざるうどん:茹でた直後に水洗いし、冷水で締めた、シャキッとしたうどん

麺ビジネスの本質は「食感の差別化」にあります。
材料、製法、麺のサイズ、調理方法の組み合わせを工夫することで、あなた独自の食感創り出すことなのです。

3.麺ビジネスの可能性は製麺機が創り出した

製麺機が麺ビジネスにイノベーションを起こしたラーメンの歴史でも触れているように、永い歴史を持つ中国のラーメンではなく、日本のラーメンが世界中に広がる原因になったのは日本のラーメンに2つのイノベーションが起きたのが原因です。

1つが元だれの発明、もう1つが製麺機の発明です。テクノロジーが生まれたのです。テクノロジーとは、人間の機能の拡張と言われておりますが、そもそもテクノロジーとは何のために生まれたのでしょうか?石器にはじまりインターネットに至るまで、すべてのテクノロジーは、何らかの形で人間の持つ機能を拡張してきました。

斧や弓が、手の持つ機能をそのまま拡張したものだというのはイメージしやすいでしょう。文字や書籍は、かつて個体の脳内で完結していた情報を物体に記録し、他の個体にも共有可能にしたという意味では、人類の頭脳の拡張だといえます。テクノロジーは常に、人間の能力を拡張し、一個体だけではできないことを実現可能にしてきました。

テクノロジーの規模が大きくなり、そのメカニズムが複雑になるにつれ、何を拡張しているのかは実感しづらくなりますが、その本質は変わりません。蒸気や電力は人間の手足の動力そのものを何万倍にまで拡張させたテクノロジーです。

蒸気機関車をもし人力で動かそうとすれば、どれくらいの人が必要になるかは、想像すらできません。同様に、掃除機や洗濯機ひとつとっても、電力ゼロで、人間の動力だけに頼るなら、私たちの生活は成り立ちません。

一方で、コンピュータやインターネットは、電力や蒸気とは根本的にまったく違う方向に人間の機能を拡張するテクノロジーです。その本質は、「知性の拡張」にあります。

コンピュータが発明されたことによって、人類は個体の脳をはるかに超える計算能力を手に入れ、インターネットによってリアルタイムで、他人とコミュニケーションがとれるようになりました。蒸気や電力といったテクノロジーが現実世界における「動力革命」だとすれば、コンピュータは脳内における「知性革命」ということができるでしょう。

従って、これからの製麺機の役割は、人間の持つスキルの拡張だけでなく、知性の拡張の方向性があります。要するに、日本の製麺機の発明が、日本の麺業界にイノベーションを起こし、日本のラーメンがグローバル化に成功したということです。

うどん店ビジネスは、手打ち式製麺機の発明、進化が、日本のうどん業界の進化とグローバル化を推し進めています。例えば、丸亀製麺の場合は、真打1台でプロの職人の7人分の仕事をこなしています。蕎麦店ビジネスは、手打ちのプロしか出来ませんでしたが、十割蕎麦を機械で作れるようにしました。

食ビジネスの進化発展は、それを支えるハードウエアの進化が支えています。手作りと変わらない美味しさと生産性の向上を目指しています。これらが麺ビジネスにおける製麺機の役割といえるでしょう。

もし、製麺機が存在しなかったら、日本のラーメンはグローバルフードになってなかったかもしれません。

4.製麺機の本質は、従業員の教育ツール

最近、麺学校の経営講義に参加していると、多くの生徒さんからの要望の1つが、人材を育成する方法を教えて欲しいという希望が非常に多いのです。

くの麺ビジネスのオーナーは、人材育成で非常に困っている事例が多いのです。実は、私は製麺機ビジネスを通して、面白い発見をしたのです。それは、製麺機は人を育てるということです。製麺機は人材育成マシンだということです。

うどん、蕎麦、ラーメンに共通して言えることは、材料は非常に単純ですが、製法は非常に複雑なのです。この3種類の麺類のうち、最も材料が単純なのが、うどん、次が蕎麦、最後がラーメンです。

最近ではラーメンの小麦粉のブレンドに、非常に複雑にブレンドしてこだわる人が増えているのです。うどん、蕎麦、ラーメンの材料と製法の複雑性の関係性は以下の通りです。

以上の様に、材料が単純なほど、製法が複雑で、材料が複雑なほど、製法が単純ということは、非常に面白い視点です。但し、ラーメンの製法が単純と書いていますが、うどんに比べればということで、ラーメンの麺も美味しく作ろうと思えば、決して、単純ではないのです。

あくまでも、上記のことは、他と比較すればということです。人材育成マシンに気づいたのは、うどん業界でトップに上り詰めた丸亀製麺を見ていて気付いたのです。丸亀製麺では全店で、製麺機を店頭に置いて、実演自家製麺で大成功したビジネスモデルです。

国内だけでも800店以上展開しているうどん業界のガリバーです。このような大規模チェーン店で、店頭で製麺機を全店に設置して、実演自家製麺を行なうという発想は、過去の外食経営者はまったく考えなかったアイデアだったのです。

外食企業の常識では、チェーン理論という概念があり、多店舗展開の場合、店内作業を出来るだけ軽くして、誰でも均一な作業が簡単に出来るようにして生産性をあげるというのが、過去の基本的な考え方だったのです。

ところが、丸亀製麺はそのようなチェーン理論とは反対に全店で複雑な自家製麺を始めたのです。その結果、セルフうどん店業界で先行していたトップ企業を追い抜き、ダントツのトップに躍り出たのです。

先行して企業は、全店に製麺機を置かないで、セントラルキッチンからの麺配送で、店舗では茹でるだけなので、はるかに店内で働いている従業員の負荷が少ないのです。

ところが丸亀製麺は、店内で小麦粉から練るので、従業員の負荷は大きいだけでなく、日本は四季があり、春夏秋冬の気温差も大きく、麺作りも気候に合わせて、加水も都度変える必要があり、単なる作業ではなく、考える要素が非常に多いのです。

このように、従業員に負荷をかけた結果、従業員は製麺作業を通じて、教育されたのです。これは、丸亀製麺だけの話ではなく、当社の営業員を見ても、製麺のプロほど、素晴らしい成果を上げているのです。

更に丸亀製麺は完全なオープンキッチンで、製麺作業がお客さまから見えるのですが、もし、製麺作業をお客さまに見せないで、バックヤードで製麺すれば、従業員は常にお客さまには見られないので、成長スピードが全然違うのです。

人の成長は、他の人に見られる方がはるかに速いのです。丸亀製麺のもう1つの特徴は、実演自家製麺で麺作りの様子を見せながら、お客さまを楽しませ、教育しているのです。

こんなに手間ひまかけて麺作りをしているということを見せているのです。普段、うどん作りなど、見るチャンスのお客さまに取って、製麺作業を見ることは驚きであり、楽しいことなのです。

これからの麺ビジネスだけでなく、どんなビジネスにおいても、お客さまをハッピーにするビジネスほど成功しており、ハッピー度が高ければ高いほど、成功度が高くなっています。

その典型事例がアマゾンであり、アップルなのです。

下記は、最近の製麺機の役割の進化で、製麺機の役割は単なる麺作りだけではないことが非常に良く分かると思います。製麺機の活用には、こんなにたくさんの意味があったのです。

 

(成功事例)丸亀製麺
博多一風堂
タイハチバン

まとめ

自家製麺、仕入麺それぞれにメリットとデメリットがありますが、麺ビジネスの可能性は製麺機が創り出したことが分かります。そして、製麺機が麺ビジネスにイノベーションを起こし、発展させてきました。もし、製麺機が存在しなかったら、日本のラーメンはグローバルフードになってなかったかもしれません。

麺の本質は「食感の違い」で、製麺機の本質は、従業員の「教育ツール」です。

そして、製麺機が従業員の能力を上げ続けていくでしょう。そうすると、美味しい麺が作成でき、美味しい麺が従業員を元気にします。製麺機の本質は食感創造マシンであることが分かります。

最後に皆さんに最もお伝えしたいことは、まず、どの様な麺を自店で提供したいのか、どの様な差別化をしたいのかという、明確な麺に関するコンセプトが明確であるかどうかです。

まず、自分が想像も出来ないことは実現できないのです。麺ビジネスの事業コンセプトを明確にして、麺のコンセプトも事業コンセプトと一貫性があり、それが自分で明確に頭の中で描けているかどうかが大切になってきます。

試行錯誤の結果、偶然に素晴らしいものが得られるというような、奇跡も起きない分けではないのですが、基本的には、実際の麺を創り出す前に、自分の頭の中に先に得たい麺が出来ているかどうか、それがまず、一番に皆さんがやらなければいけないことなのです。

当社の場合でも同じです。開発したい製麺機が明確でないのに、優れた機械が出来るわけはないのです。尚、最近は、店頭で実演自家製麺を行ない、エンターテイメント性を打ち出して、大成功している事例が多く見受けられます。

お客様に「できたて」感を訴求し、美味しい麺を扱っているお店のシンボルとして、 パフォーマンス的な能力も求められつつある製麺機。製麺機は、今後さらにあらゆる機能を要求され、そしてその度に進化を遂げていくことでしょう。

けれども、飲食産業および製麺機がどれほど進化しようとも変わらないことがあります。それは『“美味しい”とは、お客様の満足度とリピート率を変えるチカラ』であるということ。

なぜ製麺機に美味しい麺を作る能力が1番に要求されるのかというと、製麺機が実はあなたのお店を繁盛させるための、重要な鍵となる代物だからなのです。

美味しさは、店主を満足させるだけに留まるものではありません。飲食産業においては、美味しさはお客様を呼び寄せるための最強の武器です。

だからこそ、飲食産業においては、美味の追求が不可欠なのです。どうぞこれだけは、お忘れにならないで下さい。

そのほか、コンセプトを明確にする方法の一つとして、新しいビジネスを始める前の究極の10の質問」でもご紹介しています。

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藤井 薫(ロッキー藤井)

株式会社大和製作所、株式会社讃匠 代表取締役。
令和5年 秋の叙勲にて「旭日単光章」受章。

1948年5月、香川県坂出市生まれ。国立高松工業高等専門学校機械工学科卒業。川崎重工株式会社に入社し、航空機事業部機体設計課に配属。その後、独立し、1975年に大和製作所を創業。

過去48年以上にわたり、麺ビジネスを一筋に研究し麺ビジネスの最前線で繁盛店を指導。麺専門店の繁盛法則について全国各地で公演を行う。小型製麺機はベストセラーとなり、業界トップシェアを誇る。
「麺店の影の指南役」「行列の仕掛け人」として「カンブリア宮殿」「ありえへん∞世界」「スーパーJチャンネル」等、人気TV番組に出演するほか、メディアにも多数取り上げられる。
また、2000年4月にうどん学校、2004年1月にラーメン学校とそば学校を開校し、校長に就任。

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